タイム指数の歴史は深く
現在でもかなり重要視されている視点だ。
初めてその存在を知ったのはおよそ30年前になる。
勝ちタイムを平均化することで
基準タイムを作るわけだが、
基準タイム作りにそれぞれの個性がでるのが
この指数の特徴だ。
いくつかの試案を練り上げるが、どうもしっくりこない。
斤量差をどう表現するのかにも苦心した。
距離も問題だ。
850mと1800mでは着差一つとっても
重みが違う。
今もまだ試案の範疇をでてはいないが、
それでもなんとか形になった。
しばらくはこの指数を軸にリストを形成していくことになるだろう。
同じ流れの中で、数値化に取り組めると判断したのは
先行力と決め脚力だった。
特に先行力は直線が短く、前に行ったもの勝ちになりやすい
地方競馬においては非常に重要なファクターとなりえると
判断したからだ。