私の記憶の話をしよう。
自分でいうのもなんだが記憶力はいい方だと思う。
人とのやり取り、数字の羅列、顔や物等々
ある程度持って生まれたものもあるかもしれないが
鍛えて伸びたものだと思っている。
それも「伸ばせ」といわれて伸びたのではなく
自らがのぞむ未来のため、
そのために記憶力の増強が不可欠であった。
だから伸びた。思ったよりもはるかに伸びた。
当時の話しを二つばかりするとしよう
ともに学生時代にさかのぼる。
一つはやはり競馬だ。
当時スピード指数というものに興味を持ち出し
どうしてもレース結果、タイムの情報が必要だった。
だが、当時はインターネットもなく、情報を得るには
競馬ブック等を買うしかなかった。
当時キッズの俺にはそんな金はなかった。
では、どうしたか。
記憶力を頼った。本屋でブックを立ち読みして
脳内で１Rごとの上位３頭のタイムを平均化する。同時に距離、クラスを記憶する。
それを１２R記憶する。
店の外にでて、記憶を頼りにめもる。
店の中でめもるのはキッズながらによくないという想いがあり
そのような形になったが、おかげで記憶力が鍛えられた。
それは自信の目標のために必要不可欠であったからだ。
物凄く記憶力は鍛えられた。感謝している。
次は、アダルトだ。
性に興味をもつお年頃。
本やビデオにも当然興味をもった。
しかしそこはやはり、キッズ、お金がない。
では、どうするか。
記憶力を頼った。そらもう極限まで頼った。
目を閉じればビデオのパッケージの裏の写真を全て
目の前に繰り出せるようまさに穴があくのではという
レベルで凝視しそして記憶した。
それなりにやばい客に見えたかもしれない。
これも自身の欲求を満たすために必要不可欠であった。
物凄く伸びた。期待したよりはるかにのびた。
後期はさっとパッケージの裏をみれば
そこのあるものすべてをイメージ化して脳にはりつけれる程にのびた。
目的があれば人は伸びる。
もし、自分が思ったより伸びてない、と感じることがあれば
目的、目標を見直してみるといい。
人が持つ脳の可能性は
恐ろしく大きい。
安心しろ、まだまだ伸びる！